2012年4月5日木曜日

ナンバーワンは凄い!?



先日BSでカーペンターズの特集が放映されてました。
内容はパーソナリティの谷村新司さんが、
リチャードカーペンターさんのご自宅にお邪魔し、
インタビュー形式で生い立ちからデビュー、
ヒットソングを作り出した秘話、
そして、
一躍トップアーティストになってしまった故の苦悩を語る内容でした。

ご存じのとおり
カレンカーペンターさんはドラムを叩き歌います。
当時としてはドラムで歌うのはフィルコリンズだけだったらしく、
しかも女性と言うことで大変珍しかったとのこと。

そしてデビュー曲はビートルズのヒット曲を
バラード風にアレンジした「涙の乗車券」でした。
そのサウンドはカーペンターズらしいアレンジとして、
まずまずのヒットとなりました。

その後「遙かなる影」の大ヒットにより一躍トップアーティストとなったわけです。

しかし、トップアーティストになったことにより、
自分の時間が無くなるだけではなく、
常にトップで居ないと周りに評価されないのでは?
と悩むようになったとのことです。

本当はもっと自分らしい音楽を追求したかったのですが、
周りがそうさせてくれないともおっしゃってました。

パーソナリティの谷村新司さんも同様経験をしたらしく、
ベストテンで1位を取ってしまった故に、
2位では世間から認められなくなるのでは?と言う恐怖にが来たとのことです。

そこで1位にしがみつくか?
それともそれを手放し、
自分の音楽性を追求するか?
どちらかを選ぶかを悩んだ挙句、後者を選んだとのことでした。

大概のトップアーティストは上記の事で悩むらしいです。

自分はドラマーとして、
ナンバーワンになったことはないので分かりませんが、
ナンバーワンになったことで、
それにしがみつくために精神的におかしくなってしまうのでないか?
と感じました。

ご存じのとおりカレンさんは32歳で亡くなり、
先日はホイットニー・ヒューストンさんが亡くなりました。

トップアーティストになってしまい、
それ以外では周りから認めてもらえないという恐怖の苦悩に
悩まされてたことが想像できます。

あくまでも個人的な考えですが、
ナンバーワンになることは凄いことですが、
それ以上に大切なことはあると思います。

もしこれを読んでる方でナンバーワンになることや、
周りからの評価にしか価値を見出さないで居る方がおりましたら、
もう一度充実した人生を歩むうえで
本当に大切なものは何か?
再度考えてみては如何でしょうか。



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